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まず、粘土で形を作ります。
七輪陶芸に使う粘土はなるべく耐火度の高いものを使った方がいいです。テラコッタ土などがありますが その他の粘土でも出来ないことはありません。その場合は「シャモット」を20%ほど混ぜると仕上がったときの収縮が抑えられるのでひび等が入りにくくなります。
素焼きの終わった器のバリなどをきれいにします。
私は素焼きは電気窯で行っています。電気釜が無い場合は七輪でも出来ますが 慎重にやらないとひびが入りやすいです。
下絵付け
用意したのは 左がベンガラ 右が呉須です。
どちらも乳鉢でよくすってから使います。
好きな模様を描きます。
楽焼用の釉薬です。左から透明 茶 青です。
器に筆で釉薬をぬります。全体に塗り残すことなく塗ってかまいません。
施釉の終わった器
七輪陶芸の準備をします。
左上から木炭 一斗缶を改造して作った道具(なくても出来ます) 七輪 水の入ったバケツ 空き缶 火おこし 焼き網 施釉した器 ドライヤー 火バサミ
炭をおこします。火おこしを使ってガスコンロでやるのが一番速いです。
七輪に移しドライヤーで風を送って火力を強めます。
一斗缶を改造して作った道具を七輪に乗せます。
最初は火から遠く離して徐々に暖めていきます。
少し温まったら中段に移動します。
ドライヤーで風を送りさらに炭の温度を上げていきます。
下段に移します。温度の低い外側のほうから徐々に内側に移動させます。
炭の中に入れていきます。
ドライヤーで風を送り全体が真っ赤な炎になる様に風を送り続けます。赤い所は800度ぐらいになっています。
器の表面がてらてらと光ってきたら釉薬が溶けてきた証拠です。
全体が真っ赤になりてらてら光っていたら火バサミで取り出します。
焼き網の上に置き冷まします。
徐々に冷めてきて赤みがなくなってきました。
茶色の釉薬を塗った所が何故か緑色になっています。
出来上がった器たち
味わい深いです。
残った炭は無駄にせずジャガイモのホイル焼きでもしてみましょう。
今までに作った器を紹介します。
これは一番大きいもの
お父さんのご飯茶碗に使っています。
赤土の色があったかい感じに出来ました。
このときは茶色の釉薬の色がちゃんと出ました。
片口です。
我が家の片口の中で一番液だれがしないので気に入っています。
生卵を割るときに使っています。
内側に描いた下絵もきれいに出ました。

手軽に炎の芸術を体験出来る七輪陶芸。私も時々無性にやりたくなりそんなときは下記の手順で作っています。

七輪陶芸

私の七輪陶芸はこちらの本を参考にして行っています。
詳しいやり方はこちらの本にすべて載っているので 興味があって一度やってみたい方は読んでみることをおすすめします。
私は図書館で借りて読みました。

『すべてが出来る七輪陶芸』 吉田明著 双葉社

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